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第5回 スーパーTIP構法とは
平成7年度から、従来のものよりずっと耐震性の高い「高耐力TIP構法」の開発を目指して実験を開始しました。
2年度にわたり数多くの基礎実験を済ませて、見通しもついたので、平成8年12月に実大試験をすることにしました。試験体は高耐力の公庫仕様と、同じく高耐力TIP構法仕様をそれぞれ1体ずつ造り、2週間の間をあけ2回にわけて公開実験を行いました。あとに実施した、高耐力TIP構法仕様の公開実験では、林野庁や財団法人日本住宅・木材技術センター、性能保証住宅登録機構(現住宅保証機構)の職員、研究者、マスコミ関係者ら約100人が参加し、この構法が剛性・強度・粘り強さすべての点で優れた構法であることを認めて戴きました。そこで、実験終了後の記者説明会の席で、この構法を「スーパーTIP構法」と命名しました。
「スーパーTIP構法」の主な特徴は、柱は断面はすべて120mm×120mm、筋かいは45mm×120mmです。ガセットプレートは鉄板で補強した構造用合板製のもので、筋かいの断面に応じて釘の本数も増やしますからガセットプレートも標準サイズよりひとまわり大きくなります。
その他いくつかの条件がありますが、それらの条件を守れば、極めて耐震性の高いものとなり、標準的な2階建て住宅で比較するとその強度は公庫仕様の4倍以上になります。また、この「スーパーTIP構法」は木造3階建てには最適の構法で多数の実績があります。是非、一度、挑戦してみて下さい。
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